2008年、この10冊(小説編)

とりあえず新刊限定で。読書量が少ないので、国内/海外、ラノベ全部ごちゃ混ぜでランキング。読んで然るべき作品を全然読んでいないうえ、完全に趣味偏重のランキングなので妥当性はないにも等しいけど、そこはそれ、思いやりの心でスルーしていただければ、と。
■ 1位:冲方丁スプライトシュピーゲル(4)テンペスト』『オイレンシュピーゲル(4)Wag The Dog』
このシリーズは2作で1作扱いです! 今、最も読まれるべきフィクションがここに。

■ 2位:桜庭一樹ファミリーポートレイト
素晴らしい、素晴らしいと、うわ言のように繰り返すしかない。サク先生サイコウ!!
ファミリーポートレイト

ファミリーポートレイト

■ 3位:スティーヴン・ミルハウザー『ナイフ投げ師』
安定感なら『20世紀の幽霊たち』の方が上なんだけど、「協会の夢」と「パラダイス・パーク」があまりにもツボ過ぎだったノデ。とことんまで突き詰めるんだぜー。
ナイフ投げ師

ナイフ投げ師

■ 4位:ジョー・ヒル20世紀の幽霊たち
アベレージ高し。「ボビー・コンロイ…」と「自発的入院」はオールタイム級。
20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

20世紀の幽霊たち (小学館文庫)

■ 5位:伊藤計劃METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS
もちろん『ハーモニー』も素晴らしい作品なんだけど、個人的に多少ひっかかる部分があったので、基本ストレスなく楽しめたこっちをあげておく。
METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS

METAL GEAR SOLID GUNS OF THE PATRIOTS

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

■ 6位:六塚光『レンズと悪魔(9)魔神劫罰 』
安定感のある良いシリーズ。作者のさりげない黒さが大好き過ぎる。■ 7位:長谷敏司円環少女(9)公館陥落』
〈鬼火〉のおっさんがカッコ良過ぎたノデ。あと仁きゅんガンバレ。■ 8位:チャールズ・ストロス『残虐行為記録保管所』
語り口の捻くれ具合が大好き過ぎる。
残虐行為記録保管所 (海外SFノヴェルズ)

残虐行為記録保管所 (海外SFノヴェルズ)

■ 9位:円城塔『Boy's Surface
手強いが、そのぶん読み応えはある。あるんだろうね。
Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

Boy’s Surface (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)

■ 10位:飛鳥部勝則『堕天使拷問刑』
いろいろとツッコミどころは多いんだろうけど、飛鳥部てんてーの作風はどうしても嫌いになれない。
堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)

堕天使拷問刑 (ハヤカワ・ミステリワールド)

今年はもう少しちゃんと新刊を読もう。