2010-01-01から1年間の記事一覧

テラシマ『種を蒔く人』

『ポラリスベル』『ポラリスまでの距離』のテラシマせんせい最新作。相変わらずのいい仕事っぷり。すっかりおまかせモードの風情ですよ。とりあえずツンデレ男子スキーなら読んで損無しかと。種を蒔く人 (マーブルコミックス)作者: テラシマ出版社/メーカー:…

恒川光太郎『草祭』

例によって異界 / マヨイガ的なるものの描写が秀逸。細かい欠点がどうでもよくなってくるレベル。草祭作者: 恒川光太郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (48件) を見る

酒見賢一『分解』

表題作が(良い意味で)頭おかしい。分量の半分以上が再録なのはちょっとどうかと思ったけど、個人的にはこれが読めただけで結構満足してしまったよ。分解 (ちくま文庫)作者: 酒見賢一出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/02/09メディア: 文庫 クリック: …

マイケル・シェイボン『シャーロック・ホームズ最後の解決』

『ユダヤ警官同盟』のマイケル・シェイボンによるホームズ・パスティーシュ。シャーロック・ホームズにさしたる思い入れはないが、ユダヤ人問題や、大空襲後のロンドンの町並みを絡めた雰囲気作りが巧く、引き込まれた。ホームズファン以外にもおすすめでき…

2009年に読んだBL漫画で印象に残ったもの

ルネッサンス吉田『茜新地花屋散華』『甘えんじゃねえよ』 去年読んだBLで最もインパクトの強かった作家&作品×2。作者の自由っぷりがマヂで半端ないです。絵も話もBLと言われて思い浮かべるイメージから余裕で斜め45度上の方へ逸脱しておりますが、同時にし…

2009年に読んだ小説で印象に残ったもの(ラノベ編)

六塚光『レンズと悪魔』シリーズ 大団円で完結。後半のトリッキーな展開がちょう好み。レンズと悪魔 XII 魔神解放 (角川スニーカー文庫)作者: 六塚光,カズアキ出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/11/02メディア: 文庫 クリ…

2009年に読んだ小説で印象に残ったもの(一般向け編)

コーマック・マッカーシー『ブラッド・メリディアン』 12月に出た本だけど、光の速さで2009年のマイベストに決定。この物語と出合えて本当に良かった。圧倒的な読書体験。ブラッド・メリディアン作者: コーマック・マッカーシー,黒原敏行出版社/メーカー: 早…

暫定復活

お久しぶりです。約1年ぶりの更新です。このまま放置しておくのもアレなので、せめて読んだ本の一言感想ぐらいは書いていこうかと思います。三日坊主で終わらないとイイナ! そんなわけで暫定的ながらも復活。とりあえず、去年読んだ小説で印象に残ったもの…